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2015年03月30日 [長年日記]

_ [Book]最近面白かった漫画

ワールドトリガー コミック 1-10巻セット (ジャンプコミックス)(葦原 大介)

他の作家なら10冊は軽くかかるであろう大規模進行を、ジャンプの本来の対象読者にも理解できる内容で5冊で描ききってしまう説明力が凄い。今一番楽しみにしている作品。この先の可能性の広さに期待を持っても裏切られないであろう構成力があるもんなぁ。

主人公に感情移入する作品というよりも、俯瞰的に見て楽しい作品。作者の中に確固とした世界があって、それが詳らかになる様が良い。

現実世界がこれだけテキパキ働ける人材にあふれていたら世界は(ry。 子どもの頃の大人のイメージってそういえばこんなだったよなぁ(遠い目)

ワールドトリガーが気に入ったらリリエンタールも是非に。

あまんちゅ! コミック 1-9巻セット (BLADE COMICS)(天野 こずえ)

ARIA が良すぎただけに、正直なところ最初はちょっと劣るなぁと思っていたものの、どんどん良くなっていっていると思う。さりげない日常と非日常の境目を揺蕩うふんわりとした素敵世界はそのままに、突き進んでいって欲しいです。

まだ ARIA の感動は越えてないけど、9巻は特に良かった。やっぱりこの人は出会いと別れを描かせたら素晴らしい。やっぱりクライマックスは卒業なのかな。

僕だけがいない街 コミック 1-5巻セット (カドカワコミックス・エース)(三部 けい)

魍魎のゆりかごから読み始めて、つくづく感じるのは、登場人物の行動に違和感を覚えないこと。そして、広げた風呂敷がきちんとたたまれること。

この二点に関して安心感のある作者がミステリーを描くとあれば、面白く無くないわけが無い。風呂敷は広がりきったので、これからどうたたまれていくのかが楽しみ。魍魎のゆりかごは物足りなかったけど、こちらは先が読めないというミステリーの醍醐味に満ちてます。

ベイビーステップ コミック 1-34巻セット (講談社コミックス)(勝木 光)

テニスは全然分からなかったので、錦織圭が活躍しだしても楽しみ方が分からなかった人間を、テニスの楽しみ方(観戦の仕方)がおぼろげにでも分かるようにしてしまう緻密な説明と心理描写がたまらない。

緻密な描写の割にgdgdしないのは、緩急の付け方が極端で、1得点に数話かかることもあれば、1話で重要なゲームが終わることもあるからだと思う。それが主人公への感情移入を強くさせて、気がつけば手に汗握っている作者の手腕なんだと思う。

ダンジョン飯 1巻 (HARTA COMIX)(九井 諒子)

この発想はなかった。「ダンジョン飯」が買えないので腹いせに九井諒子の他の作品集をおすすめする - 色々水平思考を読んで Kindle 版を買ってみたら見事にやられた

お金がなければ自給自足すればいいじゃない!

着地点が見えないけど、続きが楽しみな一冊。

FLIP-FLAP (FUNUKE LABEL)(とよ田みのる)

ゲーム「センター」の良さがにじみ出てて素晴らしい。求道的な仙人的な道もあるけど、一つのものを基点に人がリアルに集まるからこその楽しさもあるわけで。

もはや衰退産業ですが、何故わざわざ、お金をつぎ込んでわいわいやるのか。その答えの一つが込められた熱い作品でした。

Kindle を持ってて、プライム会員なら無料で読めるようなので是非に。