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2006年11月19日 [長年日記]

_ [game] ボードゲーム。

いつものメンツでボードゲーム。昼からの開催にもかかわらず、寝坊して1時間近く遅刻する。大変に申し訳ない。

本日の参加者は主催者の T 氏、H 氏、M 氏、ema の4名。優勝候補の一角である、Y 氏が不在のため、T 氏を中心にマークしつつプレイしました(ぉ。

T 氏が Möbius Games - メビウス ゲームズゲーム頒布会に入られたので、新作3本をプレイ。ちょうど、本日、11月分が届いたと言うことでしたので、次回も新作会になりそうです。毎月3〜5本って消化できないと思うのですが……

この、頒布会というのは、Möbius Games というお店がやっているサービス。発売1年以内で、日本国内に個人輸入以外で入荷実績のないゲームを月に3〜5本、2割引で配達するもの。現状では、日本に輸入されるボードゲームのほとんどを扱う Möbius Games ならではのサービスといえます。「邦訳マニュアル」のほとんどを作られているお店なので、マニュアルも日本語の物を用意してくださっての販売です。

今回は、10月分の3本をプレイ。カタン新作と、チップ配置型の陣取りゲーム「タルバ」と、競り系のカードゲーム「陰謀」。いずれも年末〜年始まで日本では販売される予定の無いものばかり。以下のエントリに詳しいプレイレポートを書いてみます。

次回は、12/10 に「Die Säulen der Erde - 大聖堂」と 「Die Baumeister von Arkadia - アルカディアの建設」と「Megastar - メガスター」、旧作の「Robo Rally - ロボ・ラリー」の予定です。「大聖堂」と「ロボ・ラリー」は私の好きそうな臭いがぷんぷんします。

References
メビウスとは [はてな]
Möbius Games - メビウス ゲームズ
ゲーム頒布会 [メビウス ゲームズ]
メビウスおやじ

_ [game] Kampf um Rom - ローマ帝国の危機 [メビウスおやじ]

まずは、カタンの完全新作。「Kampf um Rom」。日本語タイトルは、「ローマ帝国の滅亡」になっていた。Kampf は「戦い」といった意味みたいなので、テーマに沿ったタイトルに変えてあるみたい。

閑話休題。ゲーム終了条件が10点到達だったり、さいころで資源を捻出するあたりはカタンのシステム。盗賊は「ローマ兵」、騎士は「外交」と名前を変えて存在。マークされると厳しいこれらの要素は健在。

ストーリー(設定)は、蛮族を操り、ローマの都市を略奪し、占領していくというもの。元々のカタン*1とは、ま逆である。

建設は、家や道を造るのではなく、部隊を移動させていき、略奪を重ねた後に、領土を占領し、拡大していくイメージ。資源も構成が変わっていて、さらに、お金が存在するのも違う。このお金は、なかなかに絶妙なバランスを感じさせた。

まぁ、初プレイなので、資源で兵力を増強し、がんがん攻めて先行逃げ切りを狙う。カタンではほぼ3人からマークされて成功しない戦術ではあるが、とりあえず、試してみなければわからない。「マークされてうまくいかないでしょうねぇ」とか話しつつも、T 氏からしかマークがこずに、ゆうゆうと逃げる ema。

カタンなので、交渉は「人対人」もあるのですが、このメンバーでは、一回も成立しませんでした。というか、そもそも言い出したのが私の一回だけwww。さすがだな。まぁ、システム的に、交渉の余地は少なく、マニュアルにもほとんど表記がなかったし、必然じゃないかな。

さすがに、終了条件の 10 点が視野に入ったあたりで、3人を敵に回すことになる。結果的にノーマークとなった M 氏の猛追を受け、1点差で2位に。得点の狙い方は一緒だったのに、終盤、お金の重要性に気付くのが遅く、こちらが失点を重ねて逃げ切れなかった。展開の苦しそうな T 氏が3位で、序盤から割と展開の向いていたはずの H 氏が最下位に。

総合的には、カタンに比べると、運の要素が軽減され、より戦術のはっきりでるゲームに感じた。ただし、狭い島での攻防がなくなり、広いエリアでの戦いになっているため、ジレンマ感が足りないなぁ。後、プレイ時間は相当かかりそう。公式には 90 〜 120 分だけど、要は「プエルトリコ」と一緒ぐらい。

何回かやってみたいけど、これなら「プエルトリコ」かな?という所感。

References
ローマ帝国の危機 [メビウスおやじ]
Kampf um Rom [boardgamegeek]

*1 その原題 Die Siedler von Catan(カタンの開拓者たち [wikipedia])の通り、島を発展させていくストーリー

_ [game] Taluva - タルバ [メビウスおやじ]

今回の、私の一番のヒット作はこれ。思わず写真を取り忘れた一品。もう1プレイあるかなぁと思ったけど、時間的に無理でした。残念。

六角形3つがひっついた、地形タイルをルールに沿って配置していき、その上に建物を置いていく陣取りゲーム。4人でプレイすると、なかなか他者には得をさせず、かつ、自分の利益になる置き方が見つからず、悩ましいのが陣取りゲームの醍醐味。

建物には三種類あって、「神殿」>「塔」>「小屋」の順に価値が高い。ただし、建てる難易度的には「塔」>「神殿」>「小屋」かな。その辺が絶妙に良い味を醸し出すシステムに作られていた。

サドンデス勝利・敗退のルールも存在して、そっちのルールも緊張感がある。

やりはじめは、全員、???、という空気が漂う。どう置いていけばいいかがわからずに、なんとなくの配置が続き、各自「神殿」を建てたり、それを邪魔したりという展開で進む。

しかし、中盤以降、システムが飲み込め出すと、全員のプレイ感が変わる。ema、M 氏、T 氏の間で「ここは、こうで」みたいな会話が飛び交う。「塔」を巡る争いが続く。陣取りゲームはあまり得意ではないのか、H 氏だけが、若干ルールを飲み込めていない感じだった。

タイルの上にタイルを重ねることができるのだけど、そのタイミングがなかなかもどかしい。二段目を置いたのに便乗されて、三段目を重ねられ、高得点の「塔」を置かれると痛いからだ。

私が終盤に、M 氏の「神殿」を押さえたつもりで、T 氏に「塔」という大きなプレゼントを贈ってしまうという大失着。別のところに、自分の「塔」を建てられる手があったにもかかわらずである。

そのまま T 氏が優勝。二位 ema、三位 H 氏、最下位が M 氏。上位2名は接戦だったので、残念。M 氏には、少し申し訳ない一打を打ってしまった。大いに反省。

これは、是非やりこんでみたい。慣れてきたらプレイ時間もそれなりに、短そうだし。ただ、ちょっと深くはなさそうかなぁ。ある程度のパターンが構築されたら後は、それに従う感じになってしまいそう。

陣取り系は所有していないので、これか、「頭脳絶好調 - Einfach Genial」のいずれかは、そのうち買いたいなぁ。値段さえ安ければ、「頭脳絶好調 - Einfach Genial」をいますぐにでも買いたいんだけど、5400円(6000円の一割引)で、ちょっと高い。↑のカタン新作といい、頭脳絶好調といい、今度プレイ予定の大聖堂といい、KOSMOS 製のゲームはコンポーネントが綺麗だけど、値段が高いのがネックだ。

References
エッセン国際ゲーム祭2006
Taluva [boardgamegeek]
タルバ [メビウスおやじ]
タルバ [Möbius Games]

_ [game] Kabale und Hiebe - 陰謀 [メビウスおやじ]

競り+「特殊能力」のカードゲーム。カードゲームといっても、トレーディングカードゲームだと、財力がものを言ってしまいがちですが、純粋なカードゲームは、トランプしかり山札が全員共通なので、スタート条件がそろった状態で、ゲームを楽しめるのが良い。ドイツゲームにも「プエルトリコ」をベースにした「サンファン」、駆け引きが熱い「サンクトペテルブルグ」など名作も数多く存在します。

このゲームは、場に4枚でている、得点カードを争って、各自がカードを置いていき、もっとも合計の高いプレーヤがラウンド終了時にカードを獲得できるシステム。

「特殊能力」が若干ややこしくて、そのわりに説明書が不十分。どう解釈すれば良いのかが、ゲーム中その場その場で決まっていった。もともとの、ドイツ語のマニュアル自体、あまり良くなかったんじゃないかなぁ。

このゲームの肝は、カードを裏向きに設置すること。順番にカードを場に設置していくんだけど、設置の際にはカードは裏向きに配置される。んでもって、次にその得点カードにカードが設置されると、一つ前に設置されたカードが表を向き、そのカードの特殊能力が明らかになる。全6ラウンド中に「えええええええええええ」みたいな展開が数回あって、それは楽しかった。

システムは全然違うけど、そのカード構成や、特殊効果から「あやつり人形」を思い起こさせたゲーム。私は、「あやつり人形」の方が好きかな。

References
Kabale und Hiebe [boardgamegeek]
陰謀 [Möbius Games]